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EMPLOYEE
就職活動の際、元々私は生命科学系の大学院で研究をしており、分野の違う職種ではありましたが、思い切って挑戦してみようと思い、入社に至りました。
製鋼課は鉄を作る初めの工程です。電気炉で300tのスクラップを溶かしている様子は圧巻でした。新入社員になって工場を見たとき、とてつもないエネルギーで鉄を作っていることを感じました。自分はこれをコントロールしなければならないのかと戦慄したのはいい思い出です。
製鋼課が考えることは、いかに省エネルギーで生産性を向上させるか、そして品質を向上させるかです。私は製鋼課の中でも、溶かした鉄を冷やして固める「鋳造」の工程に携わっていますが、鋳造は品質に大きくかかわります。鉄の冷やし方を間違える、鉄に不純物が入り込む等するとそれは品質不良につながり、製品として使えません。私の仕事は、生産性を維持したまま、その品質を安定させることです。
物事が動いているのは常に現場です。事務所の机上で物を考えるばかりでは問題解決できません。常に現場に行き、現物を見て、現象を知る、これが仕事をする上で大事なポイントになります。
今、世界は2050年にカーボンニュートラルを目標に掲げて前に進んでいます。しかしカーボンニュートラルの実現は、並大抵の努力では実現できず、様々な分野の構造転換、イノベーションの創出といった取組を大きく加速することが必要です。
それは鉄鋼業界においても同じです。東京製鐵は「Tokyo Steel EcoVision 2050」を目標に、CO2を削減する為に様々なことに挑戦し、脱酸素・循環型社会への貢献に、大いに取り組んでいます。
仕事は分からないこと、難しいことだらけで四苦八苦しながらも頑張っています。しかし、その分成功したときの嬉しさは計り知れません。皆さんも最前線に立って、一緒に夢を見てみませんか?