第三者保証・社会からの評価

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東京製鐵の取り組みに対する、第三者からの認証・保証や社会からの評価をご紹介します。

第三者認証
環境製品宣言(EPD:Environmental Product Declaration)の取得

東京製鐵は米国の国際的認証機関であるUL社より、主力品種であるH形鋼・ホットコイルについての環境製品宣言(EPD)を取得しています。H形鋼は2018年9月、ホットコイルは2019年10月に認証を取得しており、いずれの品種においても国内鉄鋼メーカーでは初めての取得となりました。2021年1月には角形鋼管、カットシートの認証を追加で取得しました。
EPDはISOが定めるタイプIII 環境ラベル(ISO14025)に基づき、製品のライフサイクルが環境に与える影響をまとめたレポートです。第三者による認証を受けた製品の環境情報は、使用者が環境に配慮した製品を購買する上での判断材料として活用可能であり、近年重要性が増しつつあるスコープ3排出削減の観点においても有用です。
鉄鋼製品のライフサイクルアセスメント手法には様々あると言われておりますが、当社は原料採取から製造・出荷までの範囲(Cradle to Gate)における環境負荷の検討を行いました。
現在、米国発祥の国際的な建築物の環境性能評価制度である LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)をはじめ、世界各国の指針や制度において、EPDを取得した製品の使用が推奨されつつあります。
当社は今後も環境情報の積極的な開示を進め、さらなる自社製品のライフサイクルにおける環境負荷の低減をはかってまいります。


環境主張(ECV:Environmental Claims Validation)認証

東京製鐵は、2025年6月付で、田原工場で製造・販売する全製品について、米国に本部を置く国際的な第三者機関であるUL社より、環境主張(ECV:Environmental Claims Validation)認証を取得しました。 今回の検証では、ホットコイル、縞コイル、酸洗コイル、カットシート、角形鋼管、スラブの、田原工場で製造される全ての製品において「再生材含有率96%以上」が確認されました。 これにより、当社の環境配慮型製品に対する信頼性と透明性が、国際的にも裏付けられることとなりました。

【ECVとは】
「ECV:Environmental Claims Validation」とは、企業が主張する製品やサービスの環境特性について、独立した第三者機関が科学的・客観的に検証を行い、その正当性を証明する制度です。 国際的に認められた環境主張の裏付け手段として、多くの業界で活用が広がっています。


第三者保証

東京製鐵は公平性・透明性・信頼性確保の目的から国内4工場でのCO2排出量に関する第三者機関による保証を受けています。

  • 検証意見書_和文
  • 検証意見書_英文

社会からの評価

省エネ法における評価

東京製鐵は省エネ法事業者クラス分け評価制度(2022年度報告分:2021年度実績)においてSクラス(努力目標達成:5年間平均原単位を年1%以上低減)に評価されました。これは昨年度(2021年度報告分:2020年度実績)に続く5年連続のSクラス評価となりました。資源エネルギー庁は、エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)において、平成28年度より工場等でエネルギーを使用する事業者に対して更なるエネルギーの使用の合理化を促すため、「事業者クラス分け評価制度」を開始しています。事業者クラス分け評価制度は、省エネ法の定期報告を提出する全ての事業者(工場等)をS、A、B、Cの4段階へクラス分けし、Sクラスは優良事業者として経産省HPで事業者名を公表しています。