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環境問題の改善に興味があり、大学院では自然環境を利用したCO2削減の研究をしていました。就職活動時、環境保全に貢献できる企業を探していた際にCO2の排出量が少なく、鉄スクラップを活用して資源循環に貢献している東京製鐵に出会いました。研究していた内容とは大きく異なりますが、環境保全へ取り組む姿勢に共感し入社を希望しました。
入社後は九州工場の圧延課に配属し、厚板の担当となりました。1年目は鋼材の種類や素材特性などわからないことが多く「早く覚えなければ」と、気持ちに余裕がない中で仕事をしていました。しかし、上司や先輩社員から取り組み方など教えて頂いたことで仕事に対してメリハリを持てるようになりました。
世界的にカーボンニュートラルを掲げ取り組むことが主流となってきた現在では、製造時のCO2排出量が少ない製品が求められています。環境に優しい電炉鋼材の需要が高まっている中で、このチャンスをものにするためには効率的な生産が重要になってきます。その為には操業改善や設備の更新等、様々なことに挑戦していくことが求められます。こうした課題への挑戦として、生産効率の向上や圧延スケジュールの改善に取り組んでいます。
また、現場の方が働きやすい環境を整えることにも取り組んでいます。どんな取り組みでも現場の方の協力が不可欠です。現場の方々とコミュニケーションをとり、共通認識を持って取り組んでいくことが良いものづくりあると考えています。
入社するまで自分が鉄を作るとは夢にも思っていませんでした。学生時代、環境科学を学んでいたため材料や機械についてほとんど学んでおらず、入社したとき周りの人から物珍しく思われたほどです。しかし、鉄を作るといっても電炉法のように鉄スクラップを原料にして製造する方法は資源循環やCO2削減に貢献し、環境科学に関係していたりします。一見関係ないように見えても、密接に繋がっている場合があるのです。
学生の皆さんはやりたい仕事ができるのか、就職活動に不安を覚えていると思います。学んでいる学問と同じ分野で探している人や違う分野で探している人がいると思います。どんな業種であっても、これまで学んできたものを活かす機会はあると思います。ぜひ納得のいく就職活動をしてください。