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For the tomorrow’s Earth  未来の地球のためにできること with Tokyo Steel がわたしたちの思いです 取締役社長 奈良 暢明

東京製鐵は、1934年に東京都足立区でスタートして以来、80年を超える歴史を刻み、今日、世界有数の電炉メーカーへと変貌を遂げました。その成長の原動力となったのは、自由競争を信奉し、大企業との競争も辞さず自らの信念を貫く自主独立の精神であり、変化をおそれずに正面から迅速に対応する組織力であり、未来を見据えて新たな分野へと果敢に立ち向かうチャレンジ精神であります。

2017年6月、東京製鐵は、未来の地球のために、いま、わたしたちがやらなければならないチャレンジとして、「Tokyo Steel EcoVision 2050」を公表しました。成熟産業とされる鉄鋼業界において、現在300万トンほどの生産数量を、2030年に600万トンに、2050年には1000万トンへと飛躍的に拡大させることで、環境にやさしい電炉鋼材を社会に広く普及させ、循環型社会の実現と低炭素社会の構築をはかる壮大なビジョンです。

わたしたちは、いま、このビジョンを実現するための仲間を必要としています。 わたしたちが求める人物像を「3つのC」で表してみました。

Challenge

社会に貢献するという強い使命感をもち、
困難にも果敢に挑戦することのできる人物

わたしたち東京製鐵は自主独立の精神を重んじています。東京製鐵は、電炉業界には珍しく親会社、子会社といった関係会社をもちません。大きな経済の変動に対し、独立ゆえの困難に直面することもありますが、わたしたちは、常に失敗をおそれず、新しい技術を積極的に導入し、高付加価値な電炉鋼材を社会に普及させたいとの強い信念のもと、チャレンジを繰り返しながら成長してきました。「失敗することより、挑戦しないことをおそれて欲しい」、わたしたちは、新たな仲間にそう願っています。

Communication

常に公正で誠実な姿勢を大切にし、
周囲と強い信頼関係を築きあげ、
ものごとを成し遂げられる人物

ビジネスにおいて成功するためには、しっかりとした信頼関係の構築が欠かせません。公正な姿勢を保ち続けること、それをわたしたちは大切にしてきました。例えば、東京製鐵は、鉄鋼市況の動向にかかわらず、一貫して、製品の販売価格と原料の購入価格をホームページ上に公表してきました。価格を発表することは、時として、取引先のみなさまのお考えと完全には一致しない場合もでてきます。しかし、どのような厳しい情勢にあっても、わたしたちは、取引先のみなさまの声をしっかりと聞き取り、自らの考えを真摯に伝えようと努めてまいりました。そのようなゆるぎのない姿勢が認められ、当社の「価格表」は、今や、世界中の鉄鋼関係者の信頼を得て、重要な経済指標の一つとなっています。きちんと自分の言葉で表現し、相手の言葉にしっかりと耳を傾けることのできる人、少しぐらい口下手であっても構いません、真摯にお互いを理解しようとする姿勢を持つ人材を、われわれは求めています。

Change

変化を敏感に察知し、
おそれることなく向き合うことで、
常に自らの成長を望む人物

私たちを取り巻く経済状況は、時に大きなうねりとなって襲いかかります。金融市場や商品市況のみならず、世界の各地でおきる政変や自然災害など、様々な経済変化の「きっかけ」は、われわれの属する鉄鋼市場を揺り動かします。このような「きっかけ」を察知したら、われわれは、組織として、機敏に、そして柔軟に対応していく必要があります。もちろん、変化を受け入れ、それに立ち向かうことは、不安もつきまといます。しかし、わたしたちはその先にこそ成長があることを知っています。だからこそ、変化をおそれることなく、成長の機会としてこれを捉え、自己の研鑽をはかりつつ、変化を楽しむことができる仲間を求めているのです。

わたしたちの思い、「未来の地球のためにできること For the tomorrow’s earth with Tokyosteel」に共鳴する、熱い思いをもったみなさんをお待ちしています。