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最終更新:2026年2月16日
市況情報
海外マ-ケットは、年始以降、米国において、関税措置による輸入鋼材の抑制効果と国内の底堅い景況感に支えられ鉄鋼指標は続伸となっています。アジア地域でも、原料高と採算悪化を背景に値上げに転ずる動きが垣間見られますが、足元は旧正月の大型連休もあって鋼材の取引は縮小しています。また3月初旬には中国全人代を控えていることから、中国政府による過剰な鉄鋼生産の抑制政策への期待とその国際市場への影響について、今暫く慎重な見極めが必要と思われます。引き続き、世界と中国の政治及び経済情勢のほか、鉄鋼関連市場の動向を注視してまいります。
国内マーケットは、建材品種においては、新年度以降のロ-ル問合せが増してきており、物流施設やデ-タセンターの他に、工場など新規の設備投資案件が、発注の詰めに入っているとの話が聞かれるようになっています。然しながら、鋼材市況は回復基調が期待されていたものの、足元では寒波による影響に加え、国政選挙期間が重なったことから、全国的に荷動きは冴えない状況が続き、残念ながら、停滞ムードが残っています。とは言え、これまでと同様、市場では厳しい採算状況であることに変化は無く、市況の建て直しのための取り組みが待たれます。
鋼板品種は、昨年来より工作機械や産業機械の分野では、堅調な需要が続いており、今後もDX投資に関わる発注は持続すると予想されます。自動車関連業種においても、系列による差異はありながら、回復基調の動きが維持されています。一方で、建設ならびに建設機械関連の需要は、未だ盛り上がりを欠く展開となっています。また輸入鋼材についても、為替動向と中国の需給環境によりますが、継続して注意が必要な状況に変化はありません。他方で、新年度以降は、政府主導の積極財政投入による国内経済の活性化も期待されることから、市場全体での収益改善を進める機会と考えます。
以上のような状況のもと、鉄鋼メーカーにおける業績の悪化は、早急な対応が必要な状況にありますが、今後の国際市場の見極めと、足元の品種毎の国内マーケット状況を考慮し、今月は全品種据え置きといたします。
引き続き、需要に見合った生産を継続し、需給の調整に努めます。
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