(更新日:2022年 6月20日)
・ 海外マーケットにおいては、ウクライナ情勢により鉄鋼関連商品の急騰を招き、その反動によって鋼材市況も大きく値を下げ、現在も欧州を中心に価格の調整局面が続いております。また中国のコロナ禍による都市封鎖長期化の影響による生産活動や物流の停滞が鉄鋼需要にマイナスの影響となった結果、鉄鋼輸出の増加と中小鉄鋼ミルの輸出価格値下げの動きは、特にアジア圏の鉄鋼市況に影響を及ぼしています。しかしながら足元では、中国主要都市の封鎖解除により経済活動の動きも出始め、今後は、これまでの政策に加え、中国政府の経済対策強化による需要回復も期待されます。また、鉄鋼メーカーの生産コストは高止まりを続けている為、ある程度の水準で市況も底入れすることが想定されますが、引き続き世界の鉄鋼需給及び原材料関連の動向を注視してまいります。
国内マーケットですが、建材品種は、引き続き大型案件の堅調な需要により、鉄鋼メ-カ-への材料手配は順調に進み大形サイズを中心にタイトな状況が継続しています。一方で、中小案件の若干の手配遅れにより、足下の市中の荷動きはやや緩慢で流通の市況への価格転嫁の動きは上伸力に欠ける状況にありますが、今後は、鉄鋼メ-カ-の夏期減産期を迎え、需給バランスが進展し市況は好転すると思われます。
鋼板品種ですが、厚板は、建設向け需要の増加に伴い、ビルトH形鋼等の加工品は非常にタイトで、建機・産機等製造業関連でも一部で生産調整はあるものの概ね堅調に推移しています。一方薄板は、中国での都市封鎖の影響による半導体等の供給遅延の為、依然、主力需要先の自動車の生産回復が遅れ、市中在庫も高水準で推移しており、需給バランスの調整にもう暫く時間を要すると思われます。この様な国内の需要環境ですが、鉄鋼メーカーのコスト高を背景とした価格是正の動きと供給抑制の姿勢は継続されているため、今後の製品市況の好転に期待したいと思います。
以上のような状況の下、今月はこれまでの値上げがマーケットに十分に転嫁されしっかりと浸透するのを見極めるべく、全品種据置きと致します。
引き続き、マーケットの需給状況を考慮し需要見合いの生産を徹底してまいります。
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